ファビオ・トーレス – Fabio Torres

5歳でピアノの勉強を始め、現在に至る。
ファビオの音楽はバッハ、ショパン、ラヴェルの楽譜研究に捧げた多くの時間、およびジャズの巨匠 コルトレーンとマイルス・デイヴィスの熱狂的なリスナーである事から成り立っている。

しかし、ファビオが自分のスタイルを確立するに至ったのは、非常に豊かなブラジルポピュラー音楽であった。
20歳を少し過ぎた頃すでに、パウロ・モウラ、エラルド・ド・モンチ、アリスマール・ド・エスピリト・サント、ドミンギーニョスと共演、レコーディングをしていた。

ジョビン、ジャコー・ド・バンドリン、ピシンギーニャ達の不朽不滅の音楽との出会い、ジョアン・ドナート、トニーニョ・オルタ、ギンガ、レニー・アンドラーヂ、イヴァン・リンス、その他様々なミュージシャン達と一緒に過ごした事が、彼独自のブラジル音楽エッセンスを培ってきた。

現在、ファビオはブラジリアン・ジャズ界で今最も名高いグループ、トリオ・コヘンチのメンバーを、 パウロ・パウレッリ(ベース)、エドゥ・ヒベイロ(ドラム)と共に構成している。この3人はブラジルのスタンダードを解釈するユニークな方法を作りあげ、2014年、キューバのクラリネット奏者パキート・デ・リベラとの共演アルバム『ソング・フォー・モウラ』がラテン・ジャズ・ベスト・アルバム部門でグラミー賞とラテン・グラミー賞を受賞。
ファビオは歌手のローザ・パッソスとトロンボーン奏者ハウル・ヂ・ソウザのグループの一員でもある。

Valsa de Cora (Fábio Torres)
Trio Corrente e Orquestra Jazz Sinfônica – Venezuelana (Fabio Torres)