アドリアーナ・ゴドイ – Adriana Godoy

Foto : Ana Luiza Suzigan

アドリアーナ・ゴドイはサンパウロ市出身、2020年6月で24年のアーティスト歴を数えた。
個人授業も含めて、ポピュラーソングの教師を始めて19年になる。
14年間にわたり音楽学校CLAM(サンパウロ)の教師陣の一端を担うと共に、サンタ・マルセリーナ大学(サンパウロ)で歌の学士号を取得した生徒を評価するための客員教授を務める。現在は個人レッスンのみで教えている。

1996年から活動を始め、この期間、ブラジルやラテン・アメリカでの演奏を通じて彼女に影響を与えたプロデューサー達、マエストロ達、アーティスト達と芸術を共有した。
アディルソン・ゴドイ、アミルトン・ゴドイとオルケストラ・アルチ・ヴィヴァ、カルロス・リラ、エルトン・メデイロス、フェルナンド・ファロ、フィロー・マシャード、ジャイール・ホドリゲス、マエストロ・ジュリオ・メダグリア、ジョイス、ジョアン・ドナート、マエストロ・ホベルト・シオンとオルケストラ・ジョーヴェン・トム・ジョビン、ホベルト・メネスカル、ホーザ・パッソス、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団管楽五重奏、テオ・ヂ・バホス、ジンボ・トリオ。

音楽に深く関わる家系の生まれで、マエストロであり作曲家でもあるアディルソン・ゴドイと歌手シルビア・マリアの娘、ジンボ・トリオのピアニスト、アミルトン・ゴドイとマエストロであり文化プロデューサーでもあるアミルソン・ゴドイを叔父に持つ。

マグダレナ・タリアフェッロ学校でピアノを学び、1999年、トム・ジョビン自由音楽大学(EMESP)でポピュラー・ソングを修了。
そのキャリア構成の中でも、2014年、言語療法士シルヴィア・ピーニョとの「歌に応用されるボーカル生理学」、パンテアトレ・チリ組織を通じて、リンダ・ワイズとの「解釈の芸術」、2015年ブラジル版初版、2016年4月第2版、2017年4月第3版、2018年4月第4版、といった教育プログラムが際立っている。

「国際輸出サービス」の改革により、「ブラジルクオリティ賞1996」を受賞。
「第2回ブラジル音楽ビザ賞ボーカル編1999」に参加。
1999年~2003年、テレビ局Rede Vidaの番組「生命と芸術 – アディルソン・ゴドイ」の音楽監督となる。この番組には100人以上のアーティストが参加。

2000年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の管楽五重奏と共に、この構成のためにアレンジされたクラシック音楽とブラジル音楽を歌う、2つの公開リハーサルを実施。
マエストロ・ジュリオ・メダグリアにより構成された。

2003年、最初のソロ作品「Todos Os Sentidos(全ての気持ち)」をObi Musicレーベルからリリース。アディルソン・ゴドイがアレンジを担当。アドリアーナ・ゴドイがプロデュースし、アミルトン・ゴドイ、アミルソン・ゴドイが参加した。

2009年、ジンボ・トリオのツアーのためにパラグアイとボリビアへ旅行し、「第8回国際フェスティバル2009 ラパス自由の音楽」に参加、グループと共にラパス市役所(ボリビア)から「文化認知認定書」を受け取った。

2010年、サンパウロ州政府の許可を得て、2009年にProAc(文化行動プログラム)の未発表レコード流通促進プログラムを通じて、セカンドソロCD「MARCO(3月)」をリリース。アレンジャーかつピアニストでもあるデボラ・グルジェルとのコラボレーションし、エルトン・メデイロス、レア・フレイレ、ディーノ・ガルヴァン・ブエノが参加した。

2011年、トレス・ゲー・トリオと共にキューバツアーを行い、ブラジル大使館の招致により、キューバ国立博物館劇場(ハバナ、キューバ)でも演奏。

2011年、サンパウロ州出身の作曲家兼ギタリストであるディーノ・ガルヴァン・ブエノのファーストCD「Mestre Navegador(ナビゲーター・マスター)」に参加。
テオ・ヂ・バホス、ナタン・マルケス、アディルソン・ゴドイがアレンジと演奏で参加。特別ゲスト:エルトン・メデイロス。

Foto : Ana Luiza Suzigan

2013年、フレデリコ・ゴドイ(ピアノとアレンジ)、チコ・ヂ・ゴドイ(サックス)と共にトレス・ゲー・トリオとしてのファーストCD「O Que A Gente Ouvia Lá Em Casa(私たちがあの家で聴いたもの)」をトラトーレによる国内発行でリリース。

2019年、作曲家兼ギタリストのヒカルド・バホスと共にショー「Encanta-me, Encanta-te(私を魅了して、あなたを魅了して)」を行う。 美しいブラジル音楽の歌への招待、そして現代的未発表作品の散歩、というコンセプトとアレンジを担当。

アレンジャー兼ピアニストのデボラ・グルジェルと共に、3枚目のソロ作品「Ágape(愛)」を制作。アドリアーナは彼女自身による作曲を初録音し、フィロー・マシャード、デボラ・グルジェル、ヒカルド・バホスとのパートナーシップで発表する。

No Campo Social

アドリアーナ・ゴドイは、彼女の次男が2歳の頃に、息子の問題に気が付き、4歳の時に自閉症の診断が下された。
ヴィクトールは2020年2月に17歳を迎え、現在は高校に通っており、アドリアーナが協力するサンパウロ市教育の適応カリキュラム対象校に在籍する生徒でもある。

アドリアーナとヴィクトールの父ネイマー・ジャンベッキオは、2013年に「自閉症プロジェクト統合」サイトを創設、社会的文脈を理解し、国の学校で教育を受けられるよう支援し普及させるため、「イラスト脚本」と銘打った視覚的な教材を無料ダウンロードで提供している。このサイトは40以上の国からアクセスされており、ページ閲覧数は月平均 40,000に上る。

2015年、技術的製品を先導する公告「Vai Tec公告2015」を通じてサンパウロ市長から賞を受賞、その経緯で自閉症スペクトラム障害を持つ人々に「イラスト脚本」の使い方を教えるための遠隔教育(EAD)コースが開発された。
アドリアーナは非政府組織「自閉症と現実」の父兄グループのコーディネーターを3年間務め、2015年には非政府団体「自閉症と現実 - ペンシ研究所」の評議員となる。

2016年、イピランガ地域教育委員会(サンパウロ)のCEFAI(包含トレーニングおよびサポート専門化センター)において、「自閉症スペクトラム障害における包含と家族」というテーマで、サンパウロ市の教育ネットワークで200人以上の教師を訓練するための会議を開催。

アドリアーナはGDUC(サンパウロ市公共省に属する特別教育実行団体)の支援者であり、2017/2018年は管理者を務め、現在は特別教育コーディネーションを通して自閉症児に対して通常の学校教育を支援する適応カリキュラムの施行改善に特化したプロジェクトにおけるサンパウロ市教育事務局との共同作業を開始している。

サンパウロ障害者事務局(SMPD)の自閉症ワークグループに参加し、公共政策の改善に貢献。

すでに3年目を迎える「パウリスタ通り自閉症のためのウォーキング」に参加、2018年には4、000人以上を集めた。

いくつかのイベントに講演者として参加。

  • 2015年:「国際成人自閉症会議」、「科学、社会、現実」、「変革のエージェントファミリー」、「自閉症と現実」、「サンパウロ連邦大学(UNIFESP)」
  • 2015年:「第3回 適応の権利と挑戦セミナー」:、「グアルーリョス自閉症スペクトラム障害を持つ学生のための家族と協力校の普及運動」、「自閉症と社会研究所」、「グアルーリョス自閉症専門支援研究所」
  • 2016年:「第5回 精神科看護会議-自閉症」、「自閉症と私たちの生活」、「世話への挑戦」、「サンパウロ聖なる家」
  • 2017年:「テアブラッソ」、「ヒベロン・プレット 国際自閉症週間」
Nada será como antes (e outras) – Milton Nascimento Medley – 3G Trio
Linha de Passe – 3G Trio – João Bosco e Aldir Blanc