箏曲家。和歌山県出身。
4歳より生田流箏曲の手ほどきを受け、12歳より沢井忠夫・沢井一恵の両氏に師事。弱冠 16 歳で日本三曲コンクール入賞。
東京藝術大学音楽学部邦楽科卒業。卒業と同時に皇居内桃華楽堂にて御前演奏。平成5年度文化庁芸術研修員に選ばれる。
1993年 東京にてソロデビューリサイタル。
2008年 スイスにおいて世界経済フォーラム ダボス会議 ・ TOKYO NIGHT で演奏。
ロンドン・チェルシーフェスティバルより招聘を受けソロリサイタル。
ソロコンサート「SPIRIT OF A TREE YOKO NISHI KOTO CONCERT ~」アメリカツアー(ワシントン・ニューヨーク・シカゴ)
2009年 ソロコンサート「 SPIRIT OF A TREE YOKO NISHI KOTO CONCERT ~」ハンガリー(ブダペスト)・ドイツツアー(ベルリン・ケルン・フランクフルト・ミュンヘン)
2010年 上海万博においてソロコンサート。
ニューヨークで行われたNYC・ Japan Festival (カーネギーホール主催・芸術監督:小澤征爾)に出演。
ニッポン放送 の朗読番組「藤沢周平傑作選」の音楽を担当
2011年 カーネギーホールでデュオリサイタル。
これまでの活動をまとめた4 枚目のソロアルバム「月夜の海」をリリース。
2013年 全作品作編曲による「 The Magic Dragon 」をリリース。
2014年 リトアニアにて権代敦彦作曲の新作オペラ「桜の記憶」(世界初演)で
ソリストとして出演。
2015年 パリ日本文化会館においてソロコンサート。
以上のような演奏活動の他、自ら企画・演奏するリサイタルシリーズ「face 」 (2001〜2003) 、「 LETTER 」(2006〜2008)では実験的な試みに取り組み、 2010年からはコロンビア大学客員研究員としてニューヨークで演奏・創作活動を行い、ニューヨーク・サンパウロをはじめローマ・ニューデリー・香港・サンフランシスコ・台北・ベレンなどで演奏を重ねる。
新作初演、古代の復元楽器の演奏、オーケストラとの共演、国内外のアーティストとの即興演奏、他分野の邦楽家や美術家・舞踊家・作家・詩人とのコラボレーション、自作自演、ワークショップ、レクチャーコンサート等ソロ活動は多岐にわたる。
伝統と現代の間でより根源的な視点に立って箏を見つめ、自由な発想と感性で箏の音楽を追究し、最近では、音楽による国際交流と地方(和歌山)における地域に密着した活動の両極から、筝の演奏・創作・教授活動を新しいかたちで発信し、世界や社会と近く深くつながっていける音楽活動を展開している。