サンパウロ在住、サンティアゴ・デ・クーバ(キューバ)出身のミュージシャンであり、現代キューバ音楽の最前線を代表する存在。分かち難い、チェロ奏者かつピアニストとして、様々な楽曲を会話のようなスタイルで演奏している。
ハバナにあるキューバ国立芸術大学(ISA)でキューバ音楽を修得し、1999年にチェロ、ピアノ、クラッシック・現代音楽作曲に関する勉強を終える。この頃、キューバ音楽についての深い知識を際立たせながら、多様なアーティストやポピュラーミュージックオーケストラと共に演奏。
イサーク・デルガド・オーケストラへの参加、パウロ・FGとその精鋭達がヤニエルを90年代キューバ音楽の代表的ピアニストとして格を上げ、そしてまたラテン・ジャズの権威あるフルート奏者オルランド・バジェ・マラカと共に、ジャズ分野への関心が音楽シーンの中にも表れてきている。
ISAで身に着けた教養は、国際的に活躍している多くの同窓生達と共に、偉大なマエストロ達に学んだという事、演奏能力と作曲能力を持つという事を示している。
2000年、ブラジルの多様な音楽ジャンルを吸収しようと、サンパウロでの生活を始める。
2003年、マニ・パドメ・トリオを結成、3枚のCDをレコーディング。
2003年 Um dia de Chuva(ある雨の日)、2008年 Depois(その後)、2016年 Voo(飛行機)この作品には、ヒカルド・モスカ、ドゥ・モレイラ、テコ・カルドーゾ、ゼカ・アスンサォン、シヂエル・ヴィエイラといったミュージシャンが参加している。
ブラジルでの暮らしの中で、彼のプロダクションやレコーディングを通じて、様々なアーティストや作曲家と出会う。カルリーニョス・ブラウン、キコ・ルーレイロ、アントニオ・ピント、ベッチ・アミン、など。
2008年、ソロアルバム「En Movimento(動きの中で)」を発表。キューバ・ディスク賞にノミネートされる。2014年には、CD「La Mirada(外観)」を発表。インディペンデント・ミュージック・アワードにノミネートされる。
2017年、CD「Carabalí」を発表。
ここ数年は、ニュー・ディレクション・チェロ・フェスティバル・ニューヨーク、リオ・インターナショナル・チェロ、エンカウンター・ブラジル、ジャズ・ア・ラ・カリエ・ウルグアイ、サーラ・ドロレス、サンティアゴ・デ・クーバ(キューバ)、など多数のステージで演奏し、ユージン・フリーセン、ステファン・カッツ、ヨスバニ・テリー、ダフニス・プリエトなどのアーティストと共に作品を発表。