エスピリト・サント2世代目代表、チアゴは天性の才能と即興を自身の存在意義かつ人生最大の取り組みとしている。
2011年 ”The Jazz Tradition(ジャズの伝統)”、2014年 ”Alma de Músico | Musician’s Soul(音楽家の魂)”、この2作のベーシストとしての最新アルバムは、25年にわたる長いキャリアで培った熱い思いとセンスを、この一枚に凝縮させている。
彼のスタイルと孤高のテクニックによって、世界的ベーシストの一人として認識され、その自由な奏法で、ジャズシーンの中でも一目置かれる存在となっている。
音楽的な原点、宇宙を包含するほどの大きな好奇心 – 様々な楽器や作曲に親しむ事が相互作用したもの – が彼を完全なプロフェッショナルにさせた。
ソロのキャリアとバンドでの活動にとどまらず、数々のCDをリリースしているチアゴ・エスピリト・サントは、音楽の柱として、ショー、プロデューサー、レクチャー、ワークショップを自らの使命として意欲的に活動している。
プロデューサーとして、2012年にオズワルジーニョ・ド・アコーディオンのアルバム「Forró Chorado(ショーロっぽいフォホー)」においてラテン・グラミー賞にノミネートされる。
教師としてブラジル全国で授業やワークショップを行い、現在サンパウロ州が運営するグリ(青少年)プロジェクトの360拠点で採用されている、コントラバス教育メソッドを開発する。
彼の長い経歴は、ブラジル全国や海外(アメリカ、アルゼンチン、エクアドル、ドイツ、オーストリア、スペイン、ポルトガル、オランダ、イタリア、フランス、モザンビーク、日本、ロシア)での、エルメート・パスコアール、トニーニョ・オルタ、マリア・ベターニャ、ハミルトン・ジ・オランダ、ヤマンドゥ・コスタ、ウィルソン・シモナル、ジャイール・ホドリゲス、ジョージ・ベンソン、グレゴイル・マレット、アレッシオ・メンコーニ、ドン・モイオ、トッド・ジョンソン、ケンウッド・デナード等のパートナー達のかたわらで行われた、一連のコンサートや録音を含んでいる。
チアゴはDR弦(※注1)、アギラールアンプ(※注2)、タギマのベースを使用。
※注1:テンションの高い演奏難易度の高いベース弦、※注2:軽量でパワフルなベースアンプ